CASEC 受験記
ということでビール片手にCASECを受けてみました。良いですねぇ、こんなユーザーフレンドリーな受験環境を可能にしてくれるなんて。まずは受験後の感想を少し。良いも悪いも、感じたことをそのまま羅列してみましょう。
- 自宅で気軽に短時間で、というのはとてもいいですね。ただ気を付けないと、ついつい他のことが気になったり、だらけてしまったりしがちなので自分で受験前に「閉じた」環境を作って没頭できるようにしておいた方がいいと思います。私の場合、ビールのせいで途中トイレに行きたくて困りました。また、Outlookを開けっ放しにしていたので途中メールの着信音がピンポンピンポンと何回も気になりました。そうするとさすがに集中が切れます。
- 回答猶予時間が一問当たり、60〜120秒と長い。受験者は答えが分かるか分からないかはほぼ一瞬で分かるので(というか余り考えても無駄なので)、ここまでの時間は必要ない?ただ回答後、NEXTのボタンを押せばすぐ次にいってくれるので実害はありませんが。ただ次に行くともう後には戻れません。この辺がTOEICのReadingのセクションとは違い難しいところですね - 余った時間で再チェックというわけにはいきません。
- セクション1と2はボキャブラリー・イディオムテストという感じが強い。最初の数問を答えた後はえらく高尚な単語が出始め、英検の問題集を見ているようでした。後半は日常余りつかわれないような単語もかなり出てきて私はその辺りで殆どの失点をしたようです。ただレベルによって出題内容はリアルタイムに調整されるということなので、この傾向は最初の頃の回答時間や正誤によっては変わってくるのでしょうね。
- そしてTOEICにあるような、日常頻繁に使われる単語で構成された、そこそこの長さの文章を「普通」のスピードで読んで大意を理解するというcommunication skillsは少し把握されにくいのではという感じはしました。
- それからセクション3、4です。始めはえらく遅くしゃべるな、と感じましたが、それからだんだん難しくなる、というよりだんだん早口で訛りがひどくなる(?)という感じ。これはアメリカ英語以外を積極的に取り入れている感じでTOEICより進んでいるのではと思いました。私が受験した際にはアメリカの標準的な発音に始まり、イギリス、イタリア、北EU非英語圏、中東訛りのような人々が登場してきたように思います。
- ただセクション4は少し簡単すぎる。3回読み上げてくれる文章の複数穴埋めですが、殆ど3回も聞く必要はないかも。おまけに120秒も回答時間は必要ないと思います。ただセクション3、4ともに問題は良くこなれている感じがありました。
- 出題数が全部で55問しかなく、一問の正誤の重みが17〜25点ととても大きい。TOEICの場合、単純計算では一問7点。その分、結果にばらつきが出やすいような気がしますが私も一回受けただけなので正確には何とも言えません。
- スコアは904点でした。詳細を全部見せるのも生々しいので、前半と後半のbreakdownのみいいますと427点と477点でした。たいして良くなかったのでビールのせいにしようと思います(*^_^*)。このスコアを例に、CASECのHPと事務所からいただいた資料を参考にTOEICとの相関という見方で眺めてみましょう。